ダウン症の子供の育児をしていると沢山の場面で、もう少しスムーズに物事がすすんでくれるといいのにな。
と悩んでいるお母さん方も多いのではないでしょうか?
一人遊びをしている時やテレビに夢中の時に着替えて欲しい、ご飯を食べてほしい等、
日常ではこのような事が頻繁に起こりますよね。
自分の世界観をもっていたり、こだわりがある子であれば、
更に時間とお母さんの根気が必須になっていると思います。
今回のわが家で実践しているおうちにある鏡を使って育児がスムーズになった
5つのことを紹介します。
私にとって今では鏡がお助けグッズになっていますので、
試したことのないお母さん方には記事を参考にぜひ活用してみて下さい。
育児がスムーズになったおうちの鏡
わが家のダウン症の娘は4歳になってイヤイヤ期がはじまったこともあり、
着替え、食事、歯磨きやお風呂などいつも1つ1つに時間がかかってしまいます。
発達障害の子は鏡が好きな子が多いと聞いたことがありますが、
うちの娘はもともと鏡が好きということではありませんでした。
それでも鏡をうまく活用することで多くのことがスムーズに行えるようになりました。
うまく活用する為のポイント
ダウン症の子供は個人差があり、独自の感性やこだわりをもっている子もいて、
着がえやお風呂など、してほしいことがある時に一人遊びなど何かに夢中でいると、
それよりも更に楽しいことか、興味をそそるようなことを提案する必用があります。
初めてのことや慣れない事には怖いという思いをもっていながら言葉にできない子も多いので、
ママの声かけを加えながら、ダウン症の子供に鏡を活用すると
多くのメリットが得られることでしょう。
わが家での具体的な5つの活用法
①着がえの時は全身がうつる姿見を活用
Before
(ママの顔をちらりと見て)・・・・。
着がえをいやがり、逃亡。
After(ママは姿見の前で待機)
あいらっきょ、着がえるよ。
着がえるところを鏡で見てみようか!
ほら見て、上手にできてる。すごーい!
途中まで上手にできたところで、その姿を鏡ごしに見せてあげる!
(少し嬉しそうな表情)
つぎはシャツを着るよ。ほぉーら頭がでた!腕もとおして・・・できたー!
(はははっ、と笑顔)
少し大げさな言い方ですが、うちの娘にはちょうどいいみたいです。
ポイント! 普段はママに着がえさせてもらっているので、 着がえる自分の姿を見たことがないため、 娘は自分の着がえる様子を興味深々で鏡ごしに眺めています。 ママが言葉をかけながら着替えると更に本人の満足度も加わります。
②食事の時は卓上ミラー
Before
食事の時間に呼びかけてもイスに座ってくれない
After(卓上ミラーを本人の正面に準備)
食事のマナー的には良くありませんが、一時的なことという前提でママからの声かけ
ご飯の時間だよ!
鏡でご飯をモグモグしてるところ
一緒に見てみよう!
ご飯をたべるの見てみる?とかいって誘います。
スプーンですくって口に運びモグモグ、かみかみする様子を一通り鏡で見ながら食べます。
見てみて!上手にモグモグ、かみかみできてるね!
③入浴後のヘアドライヤーには卓上ミラー
Before
ドライヤーで髪を乾かしはじめると逃亡(原因は音も温風もいやらしい)
After(卓上ミラーといつも決まった音絵本を準備)
ダウン症児はルーティン化すると覚えやすいというので、
ドライヤーで髪を乾かす姿は興味がないらしいので、
音絵本で歌って自分を鏡てみていてくれるので、ドライヤー時間がスムーズに進みます。
④手洗い+うがいの時には洗面台(子供の背の高さに合わせて簡易ミラーを貼付け)
Before
なかなか洗面台までも来てくれない。
After(子供の背の高さに合わせて簡易ミラーを貼付けおく)
手洗いやうがいの様子を自分で見てみようと促す。
うがいでクチュクチュ、ぺーを鏡で見てみよう!
⑤パンパース交換の時は姿見(既にたてるうになっている子供向け)
Before
パンパース取り替えるときになると逃亡(原因不明)
After
着がえ時と同様に取りかえる姿を鏡で本人に見せる。
足を通す時に、自分の姿をみるように促して、できたことをとにかくほめる。
さいごのひとこと
今回はダウン症児にうまく活用することで育児がスムーズになる
おすすめの便利グッズの鏡を紹介しました。
ダウン症の子には個人差がありますので、
鏡に全く興味を示さない子も残念ながらいるかもしれません。
鏡以外でもダウン症児が興味を示したことでスムーズになった役立つ情報を紹介していきます。